プールの成果

1年ほど続けてきたジム通いも、もうお手のもので、仕事が忙しくなければ2日に一回は行くように心がけている。
初めの頃に買った海用のハーフパンツタイプの水着は相当に色が落ち、本来であれば黒のスポーツタイプが既定だし、ジムのスタッフがチャラついた兄ちゃんだなという対応が人によってあったりするので、新しく買い替え鮫肌のピチッとしたタイプに買い換えた。
一年通っていてもその分お腹がすぐ減って食べちゃうので何故か体重はむしろ増えてはいるのだけれど、なのでピチッとした水着の上に丸いお腹が盛り過ぎたカップケーキのように乗っかっている。
普段仕事柄撮影以外ほとんど運動しない今までの僕だったが健康診断の数値はかなり改善されていた。人に話すとよく続られますねと、いわれるのだけれど理由はひとつで、水中イヤホンを買ってからというもの格段に水泳が楽しくなった。骨伝導なので耳が塞がるわけではないが、水中に入ると途端に音が広がり、神秘的な世界へ誘われるような気持ちの良い感覚になれるのだ。
当然平泳みたいに息継ぎで水面へ出ると、音が遠くなるのでEDMのサイドチェーンみたいなドワドワみたいになるのが最初気になるが慣れてしまうと平気で、本当はダメだけどちょっとほろ酔いだとあっとゆう間に時間が溶けてゆく。体調によって曲の好みが違うが、フィッシュマンズやアンダーワールド、ケミブラ、あと韓国アイドルのニュージーンズがものすごく相性がいい。
クロールの場合肘を上げれるだけ高く上げ、前に伸ばして水をつかむ指が水圧でプルプルするほど掻き体を前に滑らせる。格好をつけてそれっぽく書いているが小4の甥っ子に余裕で負けるくらいおじさんになるとなかなか上達はしないものだ。
というのもジムに行き始めて1年、挨拶以外誰とも一言も会話をしたことが無いのでアドバイスを受けるなどもってのほかである。プール終わりの温泉では裸の付き合いのくせにどうも立場や役職を纏い盾にしなければ話ができない悪い癖が出来上がってしまっているようだ。

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